読みたいだけ。
小説、なんて言えるようなものではないけれど、どうしようもなく、フィクションが書きたくなることがある。
書き始めたのは、もうずいぶん昔。
でも飽き性だから、1、2本くらいしか書き上げたことはないんじゃないかな。
書き出しだけはね、たぶん得意なんです。
頭だけ書いて、「ここから先考えるのめんどくさいな~」って思っちゃうと、別の新しい書き出しが思い浮かぶもんだから、結局書き上げることなしに小説の頭だけが溜まっていく。
なんで書きたくなるのか。
たぶん、自分が読みたい本がないから(?)
探すのが下手なだけなんですけどねたぶん。
読みたい本がないなら、自分で書けばいいじゃん。暇もつぶれるし、一石二鳥!
それで書き始める。
でも、書きあがることはない笑
だってさ、僕はただ読みたいだけなんですよ。書いていると、予想外のセリフや状況が現れることがある。
「え、まじか、どうしたの?」
って思って、次の文章を待っているんだけど、「それはお前が考えろ」とでも言うかのように、登場人物たちは口を閉ざす。
考えて上手くいけば気持ちいいんだけど、何も思い浮かばないときは別の話を考え出してしまう。
あんまり一途ではないのかもしれない笑笑
とにかく、書き手として書いているのではなく、読み手として書いている。
だから登場人物のセリフにも驚くし、これから彼らがどうなるのかドキドキもする。
でも、きっと誰かに読ませることはないと思う。
自分が読みたいだけだから。